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つくしの卵とじ 〜春の味 —心あたたまる話

つくしの卵とじ 〜春の味 —心あたたまる話

日曜日、ポカポカ陽気となった昼間、姪が近くの畑の端で採ったというつくしを卵とじにして食べた。

 

 

最近はつくしを採るなど珍しくなったが、

 

 

近所の90才を超える認知症がずいぶん進んだおばあさんが、

 

 

一人で道路を横断しようとしているところを姪が一緒に渡り、

 

 

「畑の草むしりをしたい」と言うので連れていき、

 

 

目を離さないようにそばでつくしを採っていたんだそうだ。

 

 

30分程見守り、その後家まで送り届けたんだそうだ。

 

 

田舎ならではの美談だけれど、卵とじは格別に美味しかった!

 

 

つくしのはかまを取る作業が面倒だけど、

 

 

仕上がったその味は、ほんの少し苦みがあって春のごちそうだ。

 

 

桜も満開のこの日、とっても幸せな気持ちになった。

 

 

まだまだ人情のある町、中津川。

 

 

いい町だなぁ(*´﹀`*)